一緒にひと晩かけて最終チェックして、夜明けのデニーズで飲んだ生ビールのうまかったこと。松田さん、飲めなくてかわいそう。
すまんねえ。本にまとめる作業は思ったより手間かかったけど、連載当時、この対談に助けられてたのは実感したよ。母ちゃんの借金事件の頃とかさ。
あとね、対談と関係ないけど、夜逃げ状態の母ちゃんを、あちこちのホテルに泊まらせてた時、松田さんが 「うちに泊まれば」って言ってくれたのも、ありがたかった。
そっかなあ。私、言えないもん。まあ、そんなこともありつつ、つくった本ができてうれしいっす。この本のタイトル、花輪和一先生の「刑務所の前」という漫画で、親と自分の業に悩んで山ごもりの修行してる娘が「私はなぜ己自身と、仲良くできないんだろう」ってつぶやく、そこからいただきました。
仲良くしたいよね、でも、仲良くしてるつもりでいたら、あるときまた自己嫌悪気分に落ちるよ。ぶりかえすのよ。
そんな状態で、なんとか現状維持していこうっていう 。ぎりぎりネガティブにならない程度のポジティブな感じでね。
みたいなことを、ぐるぐる話してる本だよね。私たちみたいに、「もー自分ってなんでこんなにうっとうしいやつなんだああ」って頭かきむしる発作を起こしがちな人、発作がでないときは人並み以上にぼんやり生きてしまう人に、ぜひ読んでほしいもんです。
だけど、「読んだよ、面白かったよ」って言われたら、どうしようって気もちょっとする。今まで書いてきたものでは、こんなに自分の話したことないじゃん、お互い。照れるよお、ものすごく。
まあとにかく、読んでもらいたいよね。「実話ナックルズ」に屋台骨を支えられているというミリオン出版から発売です。よろしくです。
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